美容ヘンタイとは

つい先日のこと。

最近美容にガチハマりの友達がキラキラと目を輝かせて

「美容ルーティン教えて」と言われた。

一瞬言葉に詰まり「躊躇」という二文字が明確に頭をよぎった

しかし一体何に躊躇しているというのだろう。それがわからなかった。

普段明るい引きこもりで人との交流が乏しいわたしが

彼女のキラッキラの好奇心に暗い穴蔵の野生の動物並みに怯んだというのも一理ある。

しかしそれともまた違った何か。

美容・・・一つを突けばそこから派生してドロドロと至るとことから溢れ出す。

一体それを何から話せばいいのだろう。

いやいや、美容をそんな例えするやついるか？って話なんだけど

それがヘンタイという所以なのかもしれない。

それはさておき

まぁ、そのキラキラの美容乙女に質問をされ

ブツブツとちょっと面倒臭めのわたしが現れて

いや、わたし何者でもないし。

おしゃれインスタグラマーでもなければ、

モデルさんや女優さん並みの美しさを持ったプロ素人ともかけ離れてるし

美容のプロ、カリスマ、オタクどれにも当てはまらない。

いや、待てよ。

美容ヘンタイではあるか。

美容ヘンタイならしっくりくるw

そう、わたしは美容ヘンタイなのだ。

だから美容に目覚めたてのキラキラした乙女に

こんなアブノーマルな世界をいきなり披露するのはどうなのだろうかと躊躇していたのだ。

刺激は強すぎやしないか。

情報量が多すぎて脳みそBANしないだろうか。

ま、大きなお世話な話なのだが

勝手にそんな躊躇が胸をざわつかせていたのだ。

若さにしがみついているわけではない

老いに恐れがあるわけでもない（ちょっとあるけど）

アンチエイジング・・・いや、抗いたい訳じゃないの。

ただ心地よく毎日を過ごしたい。

そこに美容も健康も欠かせない。

だからその為に必要だと思えることは全て取り入れたい。

わたしの体はとても素直だから（残念ながら体だけ）

取り入れればすぐに結果として現れる。

「美容は裏切らない」とはよく言ったもので

手間をかければかけた分だけ応えてくれる。

例えば毎日の食事。

野菜を中心としてなるべく旬のものをいただくようにしている。

その野菜は農家さんが一生懸命勉強して昔ながらの栄養価の高い

安心して食べられるよう手間ひまをかけて大切に育てた野菜。

週に1度1時間ほどかけて買いに行く。

せっかくの栄養満点な野菜を無駄にしないよう調理はできるだけシンプルに。

モノによっては丁寧に手間をかけて。

美容も同じ。

まず生産者がどんな思いでどんなコンセプトで作っているものか。

口に入れるものと同じく安心安全な成分でできているのか。

質と値段のバランス、ハイコストパフォーマンスかどうか。

面白さがあるかとかインスピレーションにグッときたとか

他にも色々あるけど

それら総合的に考察されて選んだ美容グッズたちを

これまた手間ひまかけて丁寧に自分に落とし込んでいく。

「そんな時間はない」などと言ってる場合ではないのだ

それはそんな時間もない余裕のない毎日こそ見直すいい機会だし

確実に成果を得られれば人は続ける。

ウチの夫くんも肌がベタベタするのが気持ち悪いだの

そういう習慣がないだの男が美容だなんて必要ないとか

思い当たる全てのことをグダグダと文句を言っていたが

とりあえず毎日パックをしてから化粧水をつけるようにしたら

みるみる肌が変わり同時にちょっと嬉しくてテンションが上がる自分を実感したらしい。

それからは一切文句言わずにむしろ積極的にお手入れを行い

それどころか派生して体をケアしたりし始めた。

美容というのはそういう要素がある。

一つの成功体験がどんどん他に派生してよりやる気を高める。

ただし世の中にはたくさんの美容情報が溢れているので

わたしはあくまで「癒し、活力を与える」というキーワードを大事にしている。

それをすることで癒やされるのか。

そしてまた明日への活力となるのか。

それこそが毎日続けられる美容なのではないかと思うのだ。

キリがない！

話し始めたらキリがないのだ。

しかしこの辺でひとまず終わらなければ夕食の支度に支障が出る。

ということでこんな感じにしょうもない考察を残していきたいと思う。

それではまた。